
紅葉の季節、3兄弟とつくったかけがえのない家族時間(七五三とハーフ成人式)
25 Nov 2025
「男の子が3人いて、
9歳、7歳、4歳なんです。
実は、7歳の次男の5歳の時に七五三写真を撮れなくて…。
今年は末っ子も5歳の学年、
そして長男は10歳の学年で
1/2成人式のタイミングなんです。
だから、この機会に3人そろって写真を撮りたいと思っていて。
もしできれば、紅葉の季節に間に合わせたいのですが…」
そんなママからのご相談が始まりでした。
お話を聞くうちに、
家族の大切な節目を一緒に残したいという強い思いが伝わってきて、
何とかタイミングを合わせたいという気持ちが募りました。
急遽スケジュール調整を行い、
思いがけず本日、ロケーション撮影が実現することになりました。
朝から空模様は気まぐれで、
時々小雨が落ちる曇り空。
それでも公園に到着した3兄弟の姿を見た瞬間、
どんよりした空さえも明るくなるような、
エネルギーいっぱいの雰囲気が広がりました。
とはいえ、初めましての空気感に、
3人とも緊張の面持ちで、少し固まっているよう。
男の子たちらしい照れと構えが混じった表情で、
これから始まる撮影を静かに待っていました。
そんな3人の目がぱっと輝いたのは、
真っ赤に染まった紅葉の前に移動したとき。
赤い剣を取り出し、「この刀で撮りたい?」と声をかけると、
まるでスイッチが入ったかのように大喜び。
先ほどまでのぎこちなさが嘘のように、一気にノリノリモードへ。
兄弟3人、順番に刀を構えてポーズを決めたり、
ふざけながら笑い合ったり、最初の緊張があっという間に吹き飛んでいきました。
続いて登場したのは、ハートのサングラス。
3人そろってファンキーなメガネをかけた姿は、まさに「ファンキーブラザーズ」。
元気いっぱいの笑い声が、公園に響き渡ります。
黄色い絨毯のように敷き詰められた銀杏の前では、今度はサッカーボールを取り出して、
次男がボールを蹴った瞬間から得意のサッカー練習が始まりました。
長男も末っ子も加わって、撮影中とは思えない本気のプレー。
ときどき小雨が落ちても、全く気にしない。
夢中になる姿に、子どもらしさの真っ直ぐな美しさを感じました。
撮影の終盤、
ふと落ち着いた空気が流れたのは、
ママに向かって3人が駆け寄った時。
抱っこしてほしいと交互に腕を伸ばし、
最後にはママを取り合うようにぎゅっと抱きつき、ほっぺにチュー。
照れながらも甘えるその瞬間は、きっと今しか撮れない宝物のようなシーンでした。
兄弟で競いながらも、しっかり家族の絆で結ばれている姿に、胸が温かくなる時間でした。
今日のロケーション撮影は、
ただ写真を撮るための時間ではなく、
3兄弟と家族の特別な思い出づくりの時間そのものでした。
雨が降ったり止んだりの不安定な天気も、
むしろドラマの一部のように思えるほど、心に残る1日になりました。
「このタイミングで撮れて本当によかった」
そう言ってくださったママの笑顔が、何よりの答えでした。
節目の年を迎えた3人の成長を、
紅葉の中で家族みんなで刻むことができたこと。
ロケーションブリーズにとっても、忘れられない撮影になりました。
またいつか、さらに成長した姿に会える日を楽しみにしています。





